追いかけ(後追い)メールの書き方について解説

公開日:2024/10/11
後追いメール

ビジネスシーンにおいて、顧客との信頼関係構築が重要な業務のひとつです。一方で、どのように構築するか悩み迷ってしまう担当者の方も少なくないでしょう。

その際に役立つのが、営業の「追いかけ(後追い)メール」です。この記事では、追いかけ(後追い)メールの重要性、実際記載する内容のポイントを具体的に解説していきます。各パターンごとの例文を用意していますので、ぜひ活用してください。

追いかけ(後追い)メールとは何か、なぜ重要なのか

追いかけ(後追い)メールは、商談後のフォローメールのことです。単に顧客に感謝の気持ちを伝えるだけでなく、営業担当者としての印象を強めるなど大切な役割を果たしています。適切に利用することで、それ以外にもさまざまな効果があります。

たとえば、商談中にその場で成約までいたらなくても競合他社へ流れ失注するリスクを軽減したり、商談から時間が経ってしまい停滞している案件を再度推進させたり、顧客と長期的な関係を維持する手助けをします。

そのため、適切に活用することで、顧客との距離を縮め信頼関係向上につながります。

有効な送付タイミングは、大きく3パターン

メール送付のタイミングには悩んでしまう方もいらっしゃいます。実際、追いかけ(後追い)メールの有効な送付タイミングは大きく3パターンあります。「商談直後に送付する場合」「商談から時間が経過、案件が停滞している場合」「失注後も継続して関係を構築する場合」です

それぞれの使い方、記載すべき内容、実際のメールの例文を解説していきます。

商談直後に送付する場合

顧客との商談中に成約・締結まで結びつけば喜ばしいですが、顧客側の社内で相談後に決定する等、そうならないこともケースもあります。そのような場合に、商談内容や補足情報を整理し、次のステップを共有し明確化させておく目的で活用するのが効果的です。

タイミングは、商談後すぐに送りましょう。可能であれば当日中、遅くても商談の翌日中に送付できるのが理想的です。メールが、より有益な内容となるように下記のポイントを意識し、盛り込んでみるといいでしょう。

今回の商談内容を共有

商談時の内容をまとめておくと、お互いの認識のズレを防ぐことにつながります。もし、商談時に資料を紙媒体でお渡ししている場合には、電子パンフレット、PDFなどをメールで送付することで、顧客側でも社内共有がスムーズになり有効です。

次ステップの期日を再確認

商談時に話題に挙がった項目をまとめておきます。商談時に挙がった質問でその場で答えられなかったことについては自社からの回答内容やすぐに回答できない場合には回答期日を、また先方の次のアクションに対する期日も整理し記載しておきます

次回、顧客をフォローするタイミングも明確になり効率的です。

商談直後に送付する場合の例文

件名|お打合せの御礼と情報共有【株式会社〇〇の〇〇(自分の苗字)】

〇〇〇株式会社
〇〇さま

いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇(自分の苗字)です。

ご多忙の中、弊社のサービスを紹介する時間をいただき、誠にありがとうございました。
貴社の課題解決に貢献できれば幸いです。

打合せの中でいただいたご質問は、社内で確認し、〇日までに回答いたします。
また、貴社内でのご検討は〇日頃までのとのことでした。
社内で検討される際に、追加での質問や不明点等も出てくるかと思います。
もし、お力になれることがありましたら、どうぞご遠慮なくお気軽にご相談くださいませ。

本日、お渡しした資料の電子版をメールに添付します。
こちらもご活用下さい。

引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
=================
株式会社〇〇
〇〇
電話番号:
メール:
=================
添付資料|商談時に使用したパンフレット等

商談から時間が経過、案件が停滞している場合

商談後、先方から回答をもらえていなかったり、進捗がなく案件が停滞してしまうこともあります。その場合、購入をうながすようなプレッシャーは与えないように、寄り添う姿勢で検討の進捗フォローとしてメールを送付しましょう。作成の上で、下記のポイントを盛り込んでみてください。

前回商談の振り返り、検討の進捗お伺い

時間が経過している場合、担当者が前回の内容を忘れてしまっている場合もあります。前回商談の内容を交えつつ、顧客の進捗をお伺いするのが親切です。

また、顧客側の社内で検討した際に、追加で新たな疑問を投げかけられたことが停滞している原因のている場合もあります。気軽に相談できる姿勢を示しましょう。

関連商品やサービスの提案

もしほかにも関連商品やサービスがある場合には、この機会に紹介しましょう。メールの目的が催促ではないという姿勢は、受け手側のプレッシャーをやわらげます。

追加で商品やサービスを提案する場合には、具体的に数字や既存品・他社品との比較を示したり、実際の導入事例を紹介することで、メールベースでも理解がしやすくなります。

商談から時間が経過、案件が停滞している場合の例文

件名|関連サービスのご紹介【株式会社〇〇の〇〇(自分の苗字)】

〇〇株式会社
〇〇さま

いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。

〇月〇日にお打合せさせていただきました件、その後ご進捗はいかがでしょうか。
もし、社内検討でお時間が必要でしたら、遠慮なくお申し付け下さいませ。

さて、今回は弊社の関連サービスについてご案内したく、以下に概要をまとめました。

下記が、概要と実際の導入事例となります。
添付資料も併せて、参考になりましたら幸いです。

より詳細な説明をさせていただくことも可能です。
また、既にご検討いただいている内容でも追加の質問や不明点等もありましたら、お打合せの場を設けることもできますので、お気軽にご相談くださいませ。

引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
=================
株式会社〇〇
〇〇
電話番号:
メール:
=================
添付資料|関連サービスの概要・導入事例資料

失注後も継続的な関係を構築する場合

残念ながら失注してしまった場合でも、顧客との関係を維持することが将来的なビジネスチャンスにつながります。

失注後の継続的な関係を構築するための追いかけ(後追い)メールの作成ポイントは「商談から時間が経過、案件が停滞している場合」と似ています。関連サービスの紹介のほかに、新規商品・サービス・プランの紹介など、相手にとって再度検討したくなるような情報を提供しましょう

失注後も関係を構築する場合の例文

件名|弊社新規サービスのご紹介【株式会社〇〇の〇〇(自分の苗字)】
〇〇株式会社
〇〇様

いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。

以前お伺いした〇〇に関連する新サービスをリリースしましたので、ご紹介します。

添付に概要を示しますので、ぜひご覧ください。

もしご興味ありましたら、より詳細な説明もご用意致しますので、ご遠慮なくご連絡くださいませ。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
=================
株式会社〇〇
〇〇
電話番号:
メール:
=================

開封率を上げるもうひと工夫、件名は内容がひと目で分かるように

忙しい顧客担当者はメールを開封するかを件名で判断することもあります。そのため、件名が勝負でありカギを握ります。せっかく作成した追いかけ(後追い)メールを読んでもらうためにも、件名は本文内容がすぐに分かるよう簡潔に記載しましょう

また、送付者が分かりやすいことで、相手に対して印象を強めることができます。

まとめ

営業担当者にとっての顧客との信頼関係を深めるのに重要な追いかけ(後追い)メールは重要なツールです。メール作成の上で大切な、送付タイミングやそれに応じたポイントを解説しました。各シチュエーションに応じた例文をもとに、自社および顧客に応じてカスタマイズしながら、効率的に営業活動を推進していきましょう。

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営業リスト付プラン:月額7万円~
ライト:月額13万円~
ベーシック:月額16万円~
スタンダード:月額22万円~
ライトプラン:40円/件
スタンダードプラン:90円~/件
プレミアムプラン:110円~/件
最低依頼件数なし15,000件2,000社月600社2,000件
契約期間なしなし3か月12か月なし
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